対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 夜間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | プログラミング |
Subject Name | Programming |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 電気電子工学科1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義とUNIXコンピュータを用いた演習 |
担当教官 | 佐賀聡人(SAGA, Sato)(情報工学科・情報処理工学講座) |
教官室番号 | V-501 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5415 又は 0143-46-5447 |
連絡先(E-Mail) | saga@csse.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 近年のソフトウェア産業の発達に伴い、プログラムをそのまま扱う機会が少なくなりつつある。しかし、工学の分野では、コンピュータに関する知識、プログラミングおよびアルゴリズムに関する知識はますます重要になり、必要不可欠と言わざるを得ない。それは、工学分野で扱う問題の性質上、独自のプログラムを作成する必要が多々あることや、既存のソフトウェアの理解、正しい利用のために重要だからである。この授業では、コンピュータ内部でのデータ処理体系の基礎を学ぶと共に、一つのプログラミング言語(C言語)の学習を通して、プログラミングおよびその基礎となる幾つかのアルゴリズムの習得を目指す。 |
授業の目標 | 1.コンピュータ内部でのデータ処理過程を理解し、論述できる。 2.与えられた課題に対する基本的なアルゴリズムを選定し、日本語、PADで記述できる。 3.C言語の基礎を理解し、アルゴリズムに沿ってプログラミングができる。 |
授業計画 | 1.プログラミングの概要(プログラムとプログラミング言語、作成から実行まで) 2.コンピュータの構成と基本概念(構成、文字・数値表現、命題論理) 3.アルゴリズムとアルゴリズムの表現(基本要素、PAD) 4.基本的なC言語の規則 5.一定回数の繰り返し 6.判断と分岐 7.課題演習1 8.配列 9.関数と手続き 10.データの型 11.課題演習2 12.ファイル入出力 13.ポインタ 14.課題演習3 15.課題演習3の成果発表と評価 |
教科書及び教材 | ・「Cによる情報処理入門」(阿曽弘具編著、昭晃堂)を教科書として指定する。 ・「Cによる情報処理入門のPAD集」(佐賀聡人)を配布する。 ・その他最新情報をWebを利用した講義テキスト作成支援システム「はたおり虫」で随時提供する。 |
参考書 | (1)「プログラミング言語C第2版」 B.W.カーニハン、D.M.リッチー著、石田晴久訳 共立出版、(1992) (2)「岩波コンピュータサイエンスCプログラミング」 石田晴久著、岩波書店、(1990) (3)「PADプログラミング入門」 服部雄一著、啓学出版 (1991) (4)「C言語によるプログラミング入門」(第2版) 吉村賢治著、昭晃堂(1993) この他、C言語に関する図書は多数出版されているので、参考にされたい。 |
成績評価方法 | ・4回以上欠席したものは成績評価の対象とせず不合格とする。 ・予め指定する期日までに課題演習レポート(3回の提出を予定)の提出がないものは成績評価の対象とせず不合格とする。 ・最終の課題演習レポートの内容によって成績を評価する。 ・不合格の場合は再履修するものとする。 |
履修条件等 | ・指定した教科書を必ず持参すること。 |
教官からのメッセージ | |
その他 | 「情報工学演習A、B」ではこの授業で学習した内容を基に、実際にコンピュータ上で演習する。更に、本科目は「データ構造とアルゴリズム」や「コンピュータ言語」、「ソフトウェア工学」を始めとする多くの情報工学科の科目の基礎となる。 |