科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名 光エレクトロニクス
Subject Name Optical Electronics
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 電気電子工学科3年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 酒井 彰
教官室番号 F-106
連絡先(Tel) 46-5547
連絡先(E-Mail) sakai@eee.elec.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい  光エレクトロニクスは、レーザ技術を中心とした光学と電子工学の複合領域であり、光通信や光情報処理などといった分野にも応用範囲を広げている。そこで、この授業では、光エレクトロニクスの基盤である「光学の基礎」について理解を深め、理論的素養を習得する。
授業の目標  光の性質を理解し、幾何光学の光線、波動光学の波動方程式を扱うことができる。簡単な場合の干渉と回折を解析的に求めることができる。レーザの原理と基本構造を述べることができる。
授業計画 1.光とは
   波動説、粒子説、電磁波、相対論、量子論
2.幾何光学
   光線、フェルマーの原理、レンズ、収差
3.光の波動性
   波動と波動方程式、波の重ねあわせ、干渉
4.回折
   ホイヘンス・フレネルの原理、スリットによる回折、ホログラフィー
5.電磁波
   マクスウェルの方程式、反射・屈折・偏光
6.光と物質の相互作用
   吸収、分散、散乱
7.レーザの原理
   光共振器、光の増幅、発振原理、レーザー光の性質

教科書及び教材
参考書 石黒浩三著「光学」裳華房
沍於艫L三著「光エレクトロニクス入門」昭晃堂
纉。俊夫、森正和 共著「量子エレクトロニクス」昭晃堂
成績評価方法 定期試験(60%)、レポート(40%)で評価する。
履修条件等
教官からのメッセージ
その他 本授業は、「電気電子工学科の学習目標」の
 A.自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する
 B.電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する
に密接に関連する。