科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名 基礎電磁気学
Subject Name Basic Electromagnetics
単位数 2
必修・選択の別 必修
対象学科・学年 電気電子工学科1年
開講時期 後期
授業方法 講義及び演習
担当教官 関根ちひろ(SEKINE,Chihiro)(電気電子工学科・電子デバイス工学講座)
教官室番号 Y-701
連絡先(Tel) 0143-46-5551
連絡先(E-Mail) sekine@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 電磁気学への数学的な準備を行い、「場」の考え方を理解する
授業の目標 1.スカラー場とその勾配について説明できる
2.ベクトル場とその湧き出し・回転について説明できる
3.線積分・面積分・体積分とその変換の物理的意味について説明できる
4.ベクトルを用いた演算・微分・積分の計算ができる
授業計画 1週目 ベクトルとスカラーの違い
2週目 ベクトルとはどんな量か
3週目 スカラー積とベクトル積
4週目 ベクトルどうしの積の意味
5週目 場は何によって定義されるのか
6週目 場の概念に慣れよう
7週目 場の微分のとらえ方
8週目 grad, div,そしてrot
9週目 やさしい場の微分
10週目 線積分・面積分・体積分
11週目 ガウスの定理がわかる
12週目 体積分を面積分におきかえる
13週目 ストークスの定理をつかむ
14週目 線積分を面積分でおきかえる
15週目 まとめ
教科書及び教材 高木隆司著「キーポイント ベクトル解析」岩波書店(ISBN4-00-007863-1) \2200
参考書 図書館、書店にはベクトル解析に関する名著がたくさん揃っています。少し内容がわかってきたら、それらについてもチェックしてみてください。
成績評価方法 60点以上を合格とする。その成績は、定期試験週間に行う期末試験(70%程度)と小テスト(又はレポート)(30%程度)により評価する。原則として再試験は実施しない。不合格者は再履修すること。
履修条件等 特になし
教官からのメッセージ 本講義では電磁気学を念頭においてベクトル解析を学びますが、他にも、「物体の運動」「流れや変形」などベクトル解析が基本になっている分野は数多くあります。一度、気合を入れて勉強すると色々な分野のことが見えてきます。半年間、ベクトルにみっちりとつき合ってみましょう。
その他 学習目標との対応
A.自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する
G.物事を自主的・継続的に学習する能力を修得する