対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 基礎電気回路 |
Subject Name | Basic Electric Circuit |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 必修 |
対象学科・学年 | 電気電子工学科1年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義、演習、小テスト |
担当教官 | 鈴木 好夫 |
教官室番号 | E307 |
連絡先(Tel) | 46-5507 |
連絡先(E-Mail) | yoshio@elec.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 電気回路は、各種回路素子の動作を理解することが基本となる。次に交流回路を理解する必要がある。そのためには正弦波関数や複素数、フェーザ表示などの修得が不可欠である。つまり電気回路にとって電気数学は解析手段として必須のツールであり、これらを電気回路の基礎として修得しなければならない。電気回路の基礎と電気数学を修得するのがこの授業のねらいである。 |
授業の目標 | ○教育基準 (1)数学、自然科学とそれらの応用 8時間 (2)(A)数学のキーワード:行列、微分積分、複素数 5時間 (B)電気回路のキーワード:回路素子 、交流表示 8時間 ○授業目標 (1)電気回路の手法が修得できる (2)交流回路の素子の働きと取り扱いが理解で (3)解析ツールとしての電気数学が使える 特に、微分積分、三角関数、複素数、直交および極座標系が重要である |
授業計画 | 第1週:シラバスの説明、電気回路と電気数学 第2週:電気の歴史、物理量と単位、電気回路の記号 第3週:正弦波交流の発生、交流波形の表示法 第4週:三角関数、小テスト 第5週:複素数 第6週:複素ベクトル表現 第7週:指数関数、小テスト 第8週:微分計算法(1) 第9週:微分計算法(2) 第10週:微分の応用、小テスト 第11週:回路素子(1) 第12週:回路素子(2) 第13週:インピーダンスとアドミタンス 第14週:直交座標系、極座標系、小テスト 第15週:まとめ |
教科書及び教材 | 教科書:森武、大矢征『電気電子工学のための基礎数学』森北出版 教材:適宜関連プリントを配布する |
参考書 | (1)後藤尚久『なっとくする電気数学』講談社 (2)渋谷武三『電気工学入門演習 電気数学』学献社 (3)雨宮好文『基礎電気回路』オーム社 |
成績評価方法 | 期末試験(60%)と小テスト(40%)の合計で評価する |
履修条件等 | 出席は当然。 予習と復習を必ずやっておくこと。 |
教官からのメッセージ | 電気回路は、本学科の基礎である。その基礎となる重要な講義であるので、自分で紙と鉛筆を使い章末の練習問題をできるだけ多く解いてもらいたい。 わからない問題や講義で不明な点は、担当教官もしくはTAに遠慮なく質問してほしい。電気回路や数学は、わからないままにしておくと必ず 後で理解の障害になることが多いのでできるだけ早急に解決するように。 |
その他 | 学習目標 A.自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する。 B.電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する。 G.物事を自主的・継続的に学習する能力を修得する。 H.電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。 |