対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 視覚情報処理 |
Subject Name | Visual Information Processing |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 情報工学科3年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義と実演 |
担当教官 | 前田 純治(MAEDA, Junji)(情報工学科 ・情報処理工学講座) |
教官室番号 | V-602 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5413 |
連絡先(E-Mail) | junji@csse.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 視覚から得られる情報は重要であり、人間の視覚系は容易に視覚情報の処理と認識を行っている。しかしながら、コンピュータによる画像の処理と認識はそう容易なことではなく、現在でも活発に研究が行われている。 この授業では、ディジタル画像処理、画像パターンの認識及び図形処理やコンピュータグラフィックスに関する基本的な事柄について学ぶ。 総括として、これらの技術を利用した作品を制作し、評価を行うことで、構成力、企画力の習得を図り、また、第3者への伝達効果を考慮する作品製作を実践できる能力の育成を目的とする。 |
授業の目標 | 1.ディジタル画像処理の基礎について理解を深める。 2.画像パターンの認識の基礎について理解を深める。 3.コンピュータグラフィックスの基礎について理解を深める。 |
授業計画 | 1週目:視覚情報処理の概要 2週目:ディジタル画像の基本的トピックス(第1章、第2章) 3週目:ディジタル画像の基礎(第3章) 4週目:ディジタル画像の基礎(第3章) 5週目:画像強調と復元(第4章) 6週目:画像強調と復元(第4章) 7週目:画像解析(第5章) 8週目:画像解析(第5章) 9週目:画像パターンの認識(配付資料) 10週目:画像圧縮(第6章) 11週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 12週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 13週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 14週目:コンピュータグラフィックス(配付資料) 15週目:作品製作(「情報工学選択演習E」解説) |
教科書及び教材 | 藤岡弘、中前幸治共著「画像処理の基礎」昭晃堂 定価(2900円+税) パソコンによるディジタル画像処理の実演を行う。 コンピュータグラフィックスの事例をパソコンの実演、ビデオ等で紹介する。 教科書に記載の無い部分は,資料として配布する。 |
参考書 | 安居院猛、長尾智晴共著「画像の処理と認識」昭晃堂 定価(3500円+税) 白井良明、谷内田正彦共著「パターン情報処理」オーム社 定価(3300円+税) 中島正之、山本正信共著「グラフィックスとビジョン」オーム社 定価(2500円+税) 横井茂樹著「ビジョンとグラフィックス」培風館 定価(3200円+税) 前川佳徳編著「コンピュータグラフィックス」オーム社 定価(2500円+税) |
成績評価方法 | 定期試験により成績をつける。不合格の場合は再履修するものとする。 |
履修条件等 | 情報工学科の学科別科目「ディジタル信号処理」を履修することが望ましい。 また、3年次後期に「情報工学選択演習E」を履修予定の者は、必ずこの授業を履修すること。 |
教官からのメッセージ | 「視覚情報処理」が対象とする分野は非常に広く、一冊の教科書でカバーすることは不可能ですので、教科書に記載の無い内容やや最新のトピックスについて,毎時間の授業の中で板書および配布資料にて対応します。 また、専門用語やアルゴリズムや式の意味することを視覚的に理解してもらうために、パソコンを駆使した実演をほぼ毎時間行う予定です。時間の関係で、実演は一度しか行いませんので見逃さないように注意して下さい。 この科目を履修する諸君は、指定した教科書を持参して、授業には毎回必ず出席して下さい。 なお、日程と機材の関係で、作品製作の部分は「情報工学選択演習E」にて行う予定です。 |
その他 | |