対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 情報工学演習A |
Subject Name | Information Engineering Practice A |
単位数 | (1) |
必修・選択の別 | 必修 |
対象学科・学年 | 情報工学科1年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | UNIXコンピュータとネットワークを用いた演習 |
担当教官 | 佐賀聡人(SAGA, Sato)(情報工学科・情報処理工学講座) 渡部 修(WATANABE, Osamu(情報工学科・知識工学講座) 蓮井洋志(HASUI, Hiroshi)(情報工学科・情報処理工学講座) |
教官室番号 | V-501 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5415 又は 0143-46-5447 |
連絡先(E-Mail) | saga@csse.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | コンピュータ及び通信ネットワークの利用法に関する基礎的な素養(情報工学リテラシー)を実習を通して習得する。特に本演習ではUNIXシステムの利用技術に的を絞り、情報工学科学生計算機室の端末を利用して情報の収集・交換・処理を行い、さらに自ら技術レポートの形で情報を整理し発表するための基礎的な技法を習得する。また共同作業を伴う技術レポート作成を通じて、段取り力とチームワーク力を養う。 |
授業の目標 | 1.ではUNIXシステムの基本的な操作方法を習得する。 2.ではエディタやUNIXツールを用いて文章、グラフ及び図のデータを作成する方法を習得する。さらに各自が作成したデータをLaTeXシステムを用いて統合し、共同でこれを一つの技術レポートとして製版する技法を習得する。 3.ではコンピュータネットワークを用いて情報収集または発信するための利用技術の習得し、さらにネットワーク・セキュリティに関する理解を深める。 |
授業計画 | 1.UNIXシステムの操作 (第1週)UNIXワークステーションの概要 (第2週)Xウインドウシステムの操作 (第3週)UNIXコマンドの使い方(1) (第4週)UNIXコマンドの使い方(2) 2.UNIX環境上での技術文書作成 (第5週)エディタ操作と日本語入力(1) (第6週)エディタ操作と日本語入力(2) (第7週)エディタ操作と日本語入力(3) (第8週)グラフ描画ツールの利用 (第9週)作図ツールの利用 (第10週)LaTeXを用いたレポート作成技法(1) (第11週)LaTeXを用いたレポート作成技法(2) (第12週)LaTeXを用いたレポート作成技法(3) 3.コンピュータネットワークの利用 (第13週)電子メールの利用 (第14週)FTPの利用(メディアセンターのWebサーバへ接続) (第15週)SSHの利用(C211/2教室からzeusへ接続) |
教科書及び教材 | ・九州工業大学情報科学センター/編「インターネット時代のフリーUNIX入門 Linux,FreeBSDを用いた情報リテラシー 」(朝倉書店 2,900円(税別))を教科書として指定する。 ・室蘭工業大学情報工学科/編「情報工学演習Aの手引き」を配布する。 ・その他最新情報をWebを利用した講義テキスト作成支援システム「はたおり虫」で随時提供する。 |
参考書 | UNIX, Emacs, Gnuplot, LaTeX, HTML, シェルプログラミングなどに関する参考書を「情報工学演習Aの手引き」および「はたおり虫」で紹介するので、演習の進行に合わせて各自に適した参考書を見つけるように。 |
成績評価方法 | ・4回以上欠席したものは成績評価の対象とせず不合格とする。 ・予め指定する期日までにレポート(3回の提出を予定)の提出がないものは成績評価の対象とせず不合格とする。 ・提出されたレポートの内容によって成績を評価する。 ・レポート内容の評価結果について学生側からの質問を受け付ける機会を用意する。 ・レポート内容の評価結果に基づいて学生側がレポート内容の改善を行える機会を用意する。 ・不合格の場合は再履修するものとする。 |
履修条件等 | ・指定した教科書を必ず持参すること。 ・コンピュータ端末数の都合により、原則として情報工学科昼間コースの学生のみに履修者を限る。 |
教官からのメッセージ | ・密度の濃い演習ですから演習の時間に初めて教科書や手引き書を読んでいるようでは内容をこなせません。必ず事前に内容を理解してから演習に臨んで下さい。 ・コンピュータの操作には慣れが必要です。演習の時間外にも情報工学科学生計算機室の開放時間を積極的に利用して操作に親しんで下さい。 ・入学前までにパソコンの操作に慣れ親しんでいない学生には初め敷居が高く感じることもあるかもしれませんが、あきらめずに時間をかけてじっくりと取り組めば情報工学科で必要とされる最小限のコンピュータ操作技術を確実に習得できます。一方、既にパソコンなどに精通している学生も奥深いUNIX環境の利用法を極める契機となりますので真剣に取り組んで下さい。 ・この演習は単にコンピュータの使い方を覚える演習ではありません。コンピュータの発展的な使い方を自ら学んでゆく力と姿勢を身に着けて下さい。また段取り力とチームワーク力を発揮してレポート作成の共同作業にあたって下さい。 |
その他 | |