対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 燃焼工学 |
Subject Name | Combusion Engineering |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 機械システム工学科3年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 河合秀樹 (熱流体工学講座) |
教官室番号 | B-219 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5304 |
連絡先(E-Mail) | hdkawai0@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 人間とそれ以外の動物との進化過程に大きな影響を与えた火の利用は,人間社会を宇宙へ進出させるまでに発展させた.しかし,未だに火に関する科学はあまり解明されておらず,これからの学問としても重要な位置付けにある.本講義では,燃焼現象の基礎を理解し,燃焼現象の有効な利用と燃焼が環境に及ぼす問題について習得する. |
授業の目標 | (1) 燃料の特徴と燃焼の発生条件が理解できている. (2) 熱爆発理論が,熱伝導と熱対流の概念を使って理解できる. (3) 燃焼反応式を使って重油ボイラーの理論空気量,乾き空気量 湿り空気量の計算ができる (4) 一次元火炎伝播を用いて,予混合燃焼の機構が理解できる. (5) 液体燃料噴射ノズルの簡単な設計がベルヌーイの定理などを 用いてできる. 熱エネルギ管理士は国家資格試験として重要な位置付けにある. 以上の項目を元に,実践問題を適宜例示して,応用力を培う. |
授業計画 | 第1週: 火の歴史,燃焼とは 第2−3週: 燃料の分類,燃焼の発生 第4−6週: 燃焼反応 第7−9週: 気体燃焼(火炎の伝播) 第10−11週: 液体および固体の燃焼(エンジン,炉内燃焼) 第12週: 環境問題(窒素酸化物,硫黄酸化物,ダイオキシン) 第13−14週: 衝撃波とデトネーション 第15週: まとめ,新しい燃焼法の紹介(超臨界水酸化など) |
教科書及び教材 | 適宜プリント等配布予定 |
参考書 | 水谷 幸夫 著 「燃焼工学」 (森北出版) 省エネルギーセンター編,「熱管理士試験の傾向と対策」(省エネルギーセンター) |
成績評価方法 | 出席率80%以上の者を対象とし,定期試験の成績が6割以上を合格とする. |
履修条件等 | 伝熱工学,流体力学を受講しておくことが望ましい. |
教官からのメッセージ | この授業が引き金になって,難関の熱管理士国家試験にパスした学生が何名かいます.皆さんも頑張ってください. |
その他 | |