対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 軽構造工学 |
Subject Name | Light Structure Engineering |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 機械システム工学科3年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義形式 |
担当教官 | 世利修美 |
教官室番号 | A304 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5365 |
連絡先(E-Mail) | seri@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 航空機・宇宙機ばかりではなく、自動車、船舶、高速鉄道等の交通構造物や輸送機器にとって、共通な技術的課題はよりいっそうの軽量化と安全性の向上である。本講義の内容を(軽構造工学)=(力学)+(材料)と大別し、課題解決に向けてこの2つの学問から複合的にアプローチします。 |
授業の目標 | 今まで習った力学や材料学が実際にはどう活用されているのかを確認し、自分自身で応用できることを目標にします。具体的には 1.モノコック構造等の軽構造物の構成とその特徴 2.有限要素法の基礎とその応用に関する理解 3.軽構造材料の劣化としての腐食挙動の理解 4.安全性技術としての材料設計と防食技術 の理解ができます。 |
授業計画 | 下記の項目を今年度は予定しています。 (1)航空機等の軽構造物の歴史と発達 (2)軽構造物に使用される材料の分類と特徴 (3)軽量化のための力学設計 (4)軽構造の分類(モノコック、セミモノコック構造等) (5)フェイル・セーフ構造等の安全性について (6)安全化のための材料設計 (7)腐食の基礎的考え方 (8)耐食および高力アルミニウム合金 (9)その他(環境問題とリサイクル) |
教科書及び教材 | 資料を必要に応じて配布する。 |
参考書 | 藤原洋「飛行機構造」日本航空技術協会 菊地文雄「有限要素法概説」サイエンス社 赤木他「航空機材料」日本航空技術協会 S.Michael「Materials Science and Technology (vol.19 of series)」 WILEY-VCH (2000/5) |
成績評価方法 | 定期試験(80%)+レポート等(20%) |
履修条件等 | 材料力学、機械材料学を履修しておくことが望ましい。 |
教官からのメッセージ | 本講義は高年生に開講されるため、単位充足者は途中で止める場合が多いです。本講義は社会に出て行く諸君の工学的武器になると思います。最後まで受講することを望みます。 |
その他 | 連絡事項、注意事項、参考資料等は大学掲示板(ウエブキャンパス)、あるいは下記のURLを利用します。頻繁にチェックされたし。 http://www.mmm.muroran-it.ac.jp/~seri/kouzou/ |