科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名 一般火薬学
Subject Name General Technology of Explosives
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 建設システム工学科 土木コース4年
開講時期 前期
授業方法 集中講義
担当教官 時田和司(TOKITA,Kazushi)(北海道日本油脂(株))
教官室番号 非常勤講師
連絡先(Tel) 01266-7-2211(北海道日本油脂(株))
連絡先(E-Mail) k.tokita@hnof.co.jp


シラバス

授業のねらい 本授業では産業用火薬類の爆発現象を先ず理解し、その特性を把握し、
産業用火薬類が最終的に消費される土木現場(トンネル、採石場、鉱山
等)での使用方法(発破方法)を学ぶ事。
授業の目標 1. 産業用火薬類である爆薬、火工品の爆発現象を理解する事により、
   自然界の急速化学反応現象を理解出来る。
2. 産業用火薬類である爆薬の威力・感度を理解する事により、自然界
   の急速化学反応の大きさや起こり易さを理解出来る。
3. 産業用火薬類を使用した岩石破壊の機構を理解する事により、最終
   的に消費される土木現場での発破方法及びその公害を理解出来る。
授業計画 第1回目:火薬類の歴史について、火薬類の爆発現象について、火薬類
          の法的・化学的分類について、火薬類の性質・種類について、
          火薬類の力について及び火薬類の成分バランスについて
第2回目:産業用爆薬について、火工品ついて、火薬類の感度試験につ
          いて及び火薬類の威力試験について
第3回目:岩石破壊の機構について、各種発破方法(トンネル発破、ベ
          ンチ発破、制御等)について及び発破公害について
教科書及び教材 一般火薬学:日本火薬工業会資料編集部 新改訂版(定価2700円)
参考書 エネルギ−物質ハンドブック(共立出版)、 発破ハンドブック:山海堂
成績評価方法 定期試験の60点以上を合格とする。不合格者は再履修とする。
履修条件等 特になし
教官からのメッセージ 1.本授業は3回の集中講義で行う為、1回の欠席が5週分に相当する
    ので、履修者は欠席しない様にする事。 
2.本授業を履修し、単位を取得した場合は、国家試験である「火薬類
    取扱保安責任者試験」の試験科目である「法令及び一般火薬学」の
    内、試験免除申請を行えば、試験科目の一般火薬学が免除される特
    典がある。尚、本試験に合格した場合は「火薬類取扱保安責任者」
    免状が交付され、火薬類を使用する土木工事の法的責任者となれる。
その他 業務の都合により,後期に実施する