対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 応用振動工学 |
Subject Name | Applied Dynamics |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 土木コース3年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 岸 徳光 |
教官室番号 | D207 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5226 |
連絡先(E-Mail) | kishi@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 土木・建築構造物の地震応答解析に必要な振動学の基本的な理論を,主に一自由度系モデルを用いて理解を深めることをねらいとする. |
授業の目標 | 1. 与えられた一自由度系の振動方程式を誘導できること. 2. 与えられた一自由度系の固有振動数を算定できること. 3. エネルギー法を用いて固有振動数を算定できること. 4. 減衰一自由度系の自由振動特性を理解すること. 5. 減衰一自由度系の強制振動解の特性を理解すること 6. 等価減衰定数の考え方を理解すること 7. 一自由度系の変位等による不規則外力入力時の振動方程式を誘導でき,その解法を理解する. 8. 耐震設計の基本的な考え方を理解すること |
授業計画 | 第1週:講義の概要説明,振動序説 第2週:単弦振動,振動の表示法 第3週:振動の合成(うなり現象,Lissjous図) 第4週:一自由度系の振動問題を対象として,D,Alembertの原理,自由振動方程式の誘導 第5週:振動方程式の解法,固有角速度の算定 第6週:各種1自由度系問題の振動方程式の誘導(ラーメン構造,U字間内の流体振動,付加質量がある場合等) 第7週:各種1自由度振動問題の固有角速度算定に関する演習 第8週:自由振動のエネルギー,エネルギー法による固有振動数の算定法 第9週:振動エネルギーの逸散,1自由度系の減衰自由振動方程式の誘導 第10週:減衰自由振動方程式の解法,減衰自由振動の性質,対数減衰率,減衰定数 第11週:正弦波外力を受ける減衰振動系の強制振動解とその特性 第12週:減衰力によって失われるエネルギー,等価減衰定数の算定 第13週:一自由度系に対する正弦波地動による強制振動解の誘導 第14週:一自由度系の不規則外力による強制振動解(Duhamel積分) 第15週:耐震設計の基本的な考え方(震度法,修正震度法,応答解析法) |
教科書及び教材 | 小坪清眞著「入門建設振動学」森北出版 定価(3400円+税) |
参考書 | |
成績評価方法 | 定期試験は60点以上で合格とする.単位修得には80%以上の出席を条件とする.再試験に不合格の場合には再履修すること. |
履修条件等 | 材料の力学,土木構造力学I,IIの内容を理解していることが望ましい |
教官からのメッセージ | 振動問題の基本的な考え方のみを教授することより,十分理解しやすい内容となっている.将来,設計業務に関わりたいと希望している学生は,是非選択して欲しい. |
その他 | |