対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 土質力学II |
Subject Name | Soil Mechanics II |
単位数 | 1(1) |
必修・選択の別 | 必修 |
対象学科・学年 | 建設システム工学科 土木コース2年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義及び演習 |
担当教官 | 木幡行宏(KOHATA, Yukihiro)(建設システム工学科・環境防災工学講座) |
教官室番号 | A-226 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5281 |
連絡先(E-Mail) | kohata@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 土質力学体系の根幹をなす有効応力の概念を理解するとともに,地盤内の応力の算定方法,庄密現象と土のせん断強さに関する基本的な考え方を習得する。さらに,これらの基礎知識がどのように地盤防災や地盤環境問題に適用されるのかを学ぶ. |
授業の目標 | 1.有効応力の概念を理解し,土中の鉛直有効応力と静水圧を算出するこ とができる. 2.地盤内の応力分布を理解し,半無限弾性地盤上の分布荷重による地盤 内応力を算出できる. 3.テルツァギーの一次元圧密理論を理解し,圧密方程式を誘導できる. 4.粘土地盤の最終圧密沈下量の算定と圧密過程における沈下量の経時 変化を説明できる. 5.モールの応力円を理解し,土のせん断強さを説明できる. |
授業計画 | 1週目 有効応力の概念と土中の有効応力と静水圧の算定 2週目 有効応力の意味合いと不飽和土のサクション 3週目 地盤内の応力分布 4週目 土の圧密と圧縮 5週目 テルツァギーの一次元圧密理論−圧密方程式の誘導と解 6週目 圧密試験と整理法 7週目 粘土地盤の最終圧密沈下量の算定と経時変化 8週目 正規圧密粘土と過圧密粘土,二次圧密 9週目 土のせん断強さの表現法 10週目 物体内に生じる応力,モールの応力円 11週目 モール・クーロンの破壊規準 12週目 土のせん断試験の種類 13週目 非排水せん断強さ 14週目 強度増加率 15週目 間隙圧係数と砂質土のせん断強さ |
教科書及び教材 | 教科書:土質力学,足立格一郎著,共立出版株式会社,定価(3900円+税) |
参考書 | 土質力学,石原研而著,丸善,定価(3200円+税)(図書館に所蔵有り) |
成績評価方法 | 演習レポート・定期試験を総合して,60点以上を合格とする.60点に満たない場合には再試験を実施する.再試験に不合格の場合および演習レポートを未提出の場合には再履修とする. |
履修条件等 | 土質力学Iを履修していることが望ましい. |
教官からのメッセージ | 原則的に講義には必ず出席することとし,演習のレポートは,解答をよく理解すること.分からない場合には,教官に必ず質問に来ること. |
その他 | 演習のレポート(解答)は,A4ノートで提出すること。したがって,演習レポート用にA4ノートを各自で事前に用意しておくこと。 |