科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名 計画数理I
Subject Name System Analysis for Planners I
単位数 2
必修・選択の別 必修
対象学科・学年 建設システム工学科 土木コース1年
開講時期 前期
授業方法 教科書を用いて講義を行う。講義では内容に応じて例題を示して質疑応答を行う。また、授業項目に応じてHome Workとしての演習問題を課し、提出後に回答を示す。
担当教官 斎藤 和夫(SAITO, Kazuo):教授(建設システム工学科・生活空間工学講座)
教官室番号 A-222・2
連絡先(Tel) 0143−46−5245
連絡先(E-Mail) ksaito@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい  社会基盤施設の計画においては、自然及び社会・経済環境について調査し、分析し、予測し、評価することが必要になるが、その過程で多くの数理的な手法が使われます。それらの手法は調査手法、データ処理法、確率・統計手法、予測手法、最適化手法などです。
 本授業はこれらの数理的手法の基礎を理解し、例題と演習を通して実際のデータへの適用能力を養うことをねらいとしています。
授業の目標 1.計画における計画数理手法の役割を理化し、実際に使用することができる。
2.計画数理手法の基礎となる確率・統計などの基本数学を理解し、
実際のデータへ適用することができる。
3.調査データの種類及びデータ処理方法を理解し、社会調査の設
計及び分析を行うことができる。
4.社会基盤施設の計画立案に必要な計画数理手法の基本を理解
し、実際の計画への適用を行うことができる。
授業計画  1週目 計画の目的と手順ーシステムズ・アナリシスについて
 2週目 データの種類とグラフ化
 3週目 データの統計的処理法(1)
 4週目 データの統計的処理法(2)
 5週目 データ処理法の例題と演習
 6週目 確率分布とその応用(1)
 7週目 確率分布とその応用(2)
 8週目 確率分布の例題と演習
 9週目 統計的検定(1)
10週目 統計的検定(2)
11週目 統計的検定の例題と演習
12週目 社会調査の設計法
13週目 相関分析と回帰分析(1)
14週目 相関分析と回帰分析(2)
15週目 相関分析と回帰分析の例題と演習
教科書及び教材 石井一郎・湯沢 昭編著「計画数理」、森北出版(定価2400円+税)
授業に使用する資料は適宜プリントを配布し、パワーポイントで解説する。
参考書 1.五十嵐日出夫・斎藤和夫他著「土木計画数理」、朝倉書店
2.伊藤 学他訳「土木・建築のための確率・統計の基礎」、丸善
成績評価方法 講義回数の80%以上出席したものに定期試験を課し、定期試験60点以上を合格とします。成績は定期試験80%、演習課題のレポート20%の割合で評価します。
不合格者には一度だけ再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修が必要となります。
履修条件等
教官からのメッセージ 演習課題を4回課します。他人の力を借りることなく、自力で回答すること。自ら実行することが実力を養う基本です(Do it yourself!!)。
レポートは見易い(文字や書き方)ものとすることが大切です(プレゼンテーション能力を養うことにもなります)。
その他