オープンラボ装置群Openlab Device

本センターが持つ研究リソース集約し、希土類材料の設計開発から、製造、機能評価、リサイクルに至るまでのマテリアルライフサイクルを体系的に研究教育可能な拠点形成を目指しています。本学学部学生・大学院生のみならず、地元企業や小中高生を含む一般市民の利用も考慮に入れた仕様に拡張していきます。装置の利用を希望する場合は事務室へお問い合わせください。

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単結晶X線構造解析装置
単結晶X線構造解析装置

物質を構成する結晶構造における各原子位置を明らかにすることができます。この情報から物質の性質を理解する上で重要なバンド構造を求めることができます。50μm程度の単結晶を測定でき、110K~300Kの温度変化ができます。

場所構造物性評価装置室
(教育・研究8号館(R棟)R109号室)

熱物性評価装置(DSC) X-DSC7000​
熱物性評価装置(DSC) X-DSC7000​

物質の熱容量の変化を調べる装置です。基準物質(Reference)と測定サンプル(Sample)間の温度変化を調べ、相転移や融解に伴う熱の出入りを測定します。
測定対象:相転移温度、ガラス転移温度、時効効果、融点など
試料:金属、セラミックス、樹脂などの固体試料
測定温度域:-100℃~800℃(不活性雰囲気中)*1
*1 アルミパンを使用する場合は550℃まで

場所構造物性評価装置室
(教育・研究8号館(R棟)R109号室)

熱物性評価装置(TG-DTA)TG/DTA7300
熱物性評価装置(TG-DTA)
TG/DTA7300

示差熱分析と熱重量測定を同時に行う装置です。示差熱分析からサンプルの状態変化や化学反応に伴う熱の出入り(発熱または吸熱)を検出することができます。熱重量分析では化学反応(熱分解や酸化など)にともなうサンプルの重量変化を知ることができます。
測定対象:融解、ガラス転移、結晶化、硬化、昇華、蒸発、脱水、熱分解など
測定対象:金属、セラミックス、樹脂などの固体試料
測定温度域:室温~1500℃(不活性雰囲気中)*2
*2 アルミパン(550℃)、Ptパン(1300℃)、アルミナパン(1500℃)

場所構造物性評価装置室
(教育・研究8号館(R棟)R109室)

真空型グローブボックス
真空型グローブボックス

アルゴン雰囲気下でのサンプリングを可能にします。アルゴン精製装置により、露点温度-30℃、O2濃度5ppm以下の雰囲気を達成することができ、CaやSrなどの酸化されやすい活性な金属等のハンドリングが可能となります。近年ではこれによりCaOs 4P12・SrOs4P12の新物質合成に成功しています。

場所先端技術開発実験室
(地域共同研究開発センターT107室)

量子化学計算システム(Material Studio/CASTEP)
量子化学計算システム
(Material Studio/CASTEP)

密度汎関数理論(DFT)に基づいた電子状態計算が可能です。スクッテルダイト化合物の電子状態分析などに利用しています。

場所教育・研究7号館Y棟 Y608号室

アーク溶解炉
アーク溶解炉

不活性ガス雰囲気中にて、試料をア-ク溶解して合金の溶製を行う事を目的とした装置です。

場所教育・研究12号館X棟X303号室

レーザ回折式粒子径分布測定装置
レーザ回折式
粒子径分布測定装置

湿式測定、乾式測定、高濃度サンプル測定など多様な測定対象と幅広い測定目的に対応できます。測定範囲 17nm~2500μm

場所教育・研究11号館W棟W301号室

蛍光分光光度計
蛍光分光光度計

蛍光は、光(紫外・可視光)のエネルギーを吸収し発光するフォトルミネッセンスの一種です。本装置では、固体および溶液試料の蛍光の有無、最適な励起波長、蛍光波長などを測定できます。

場所教育・研究11号館W棟W301号室

自動加熱加圧埋込機
自動加熱加圧埋込機

任意の小片を顕微鏡観察するために樹脂に埋め込むための装置です。樹脂を硬化させる際に温度・加圧・時間を設定します。

場所教育・研究11号館W301号室